人生初の出産ストーリー

その日の夕食












4/21に出産するまでの1日がどんなだったかというと・・・

◆4/19 夕方
前日の検診で、『まだまだだよ』と言われていたので、友達と遊びに行く。夕方、お茶していたお店のトイレでおしるしらしきものを確認。もしかしたら、明日、出産かも(満月だし)と思い、入院してもいいように準備をして、ドキドキしながら眠る。

しかしドキドキして、なかなか寝付けず(←バカ)、眠って2時間くらい経った午前3時頃、痛みを感じる。陣痛かもーーー!!と思い、陣痛間隔を計る

◆4/20 午前6時30分 
病院到着。満月でLDR室はいっぱい。空き部屋でモニター検査。40分の検査のはずなのに2時間ほっとかれる。陣痛は、3分間隔まで縮まる

◆4/20 午前9時30分
陣痛間隔が7分までのびる。まだ出産じゃないけど、入院しときますかと言われて、病室に移動。その後、陣痛間隔は縮まったり、のびたり。痛みも結構あったが、まだまだ全然話せるし、メールできるし、音楽も聴けちゃったりと余裕

◆4/20 午後12時〜
お昼が出る。オムレツでとっても美味しくて、完食。お昼を食べたら、陣痛が朝、痛みを感じたくらいに戻る。お産て案外、痛くないんじゃ・・・と錯覚を抱き始める。

◆4/20 午後3時
夫、病院到着。また陣痛が始まってる状態で、あまり話せない。

◆4/20 午後6時
かなり痛かったが、夕食がローストビーフと大好物だったので、無理して食べる。すごく美味しくて感動する。その後、また陣痛がすこし和らぐ。

◆4/20 午後7時
モニター検査の結果、やはり分娩するほどのお産じゃないから、一度、退院しろと言われるが、自分的には、かなり痛ったし、陣痛間隔も4分まで縮まっていたので、どういう状態になったら、病院に来たらいいんだろう不安になる。
その後、内診されると、子宮口が4cm開いていたので、結局、退院しないことになる。明日の朝には、産まれてるよ、と言われ、明日の朝までかかるのかと愕然とする。

◆4/20 午後7時30分
陣痛が本格的になる。LDR室へ移動。今までも相当痛かったが、Maxの痛みは、ただただうずくまってやり過ごすのが精一杯になる。陣痛間隔2分。その後、陣痛間隔がのびたり、縮まったりの繰り返しが延々と続く。。。

◆4/20 午後22時30分
あまりの痛さで戻す

◆4/20 午後23時
ソフロロジーの呼吸法を頑張ってやっていたが、息を吐く際、もはやうめき声になってしまう。意識も朦朧としだすが、2時までには生んでやろう!と目標を持つ。

◆4/21 午前0時30分
気づいたら、0時を過ぎていた。お世話になっていた助産師さんがちょうど当直だったようで、担当してくれることになる。モニターをみながら、『痛いな、痛いな。頑張れ、頑張れ』と励ましながら、腰や足をさすってくれ、これがすごく楽になる。助産師さんと夫と母が交代で体をさすってくれる。夫がモニターの見方をマスターし、陣痛のピーク時に併せて、体をさすってくれ、これが物凄く助かった。夫がトイレで持ち場を離れると、泣きながら、夫を呼んだほど

◆4/21 午前2時
痛みのあまり、痙攣が始まる。助産師さんが、個人差はありますが、痛みを鈍く感じさせる注射を打ちましょう!と家族に伝える。ちょっとだけ楽になる。

◆4/21 午前4時
子宮口 9cm
もはや全身びっしょり、痛みの絶頂期は、うめき声。こんなに痛いのに、なんで生まれないんだろう。何がどうなったら、生まれるんだろうと思った。意識は、ほとんどなく、助産師さんが人工的に破水させる。

◆4/21 午前5時
陣痛間隔が6分までひらき、これ以上は、体力がもたないので、促進剤を少しずつ、点滴に導入しましょうと、家族に説明しているのが聞こえ、自分の腕をみると、点滴が既に何箇所も刺されていたことに気づく。

◆4/21 午前5時30分〜6時
猛烈な痛み。酸素マスクをつけられる。いきみたくなったら、いきんでいいからねと言われるが、いきむって何だろう。あ、そう言えば、強力な便秘で出したい感じと聞いていたのを何となく思い出すが、全然いきみたくなく、それよりも陣痛が痛くて仕方なかった。助産師さんと看護婦さんが、『ダメやなー、まだ9cmのままやな』と話しているのを聞き、もう終わりがこない気がした。

◆4/21 午前6時〜
子宮口全開。ベッドが分娩用に変わる。意識朦朧。呼吸が出来てないらしく、看護婦さんに吸って、吐いてを繰り返し指導されていた。

◆4/21 午前6時30分〜
院長がくる。母子ともに体力が低下していると言われ、注射を2本打たれる。異様に太かったのだけを覚えている。院長が、腹の上にのって、赤ちゃんを下に押し出す。

◆4/21 午前6時45分〜
『ダメやなー』を始め、否定的な言葉を助産師と院長が言ってるのが聞こえ、帝王切開してくれと思った。『もう力がないから、吸引分娩にします』と家族に説明しているのが聞こえる。ゴールが見えてきて、これで助かったと思った。

私のお腹の上に看護師が乗って押し、院長が吸引で赤ん坊を引っ張りだし、助産師が私に色々指示をしてくれる。勝手にいきんだら、4人のタイミングを合わせなきゃダメだと、院長に叱られ、いきむ前にヤケクソ気味に『きた』とかそういう言葉を言った気がする。モニターで陣痛の波を見ているらしく、勝手にいきんでいると、今はもうダメとかタイミングを指示され、痛みは続いていても、あーいきむタイミングがあるんだと、今更ながら思う。
でも全然出ないし、呼吸はできなくなるし、しんどくて、しんどくて、次の波が来た際に1回だけ休ませてくれ、、、と思っていたら、夫がいつの間にか、立ち会っていたようで、後ろで『頑張れ』と何度も叫ぶ声が聞こえたので、力を振り絞って頑張る。

◆4/21 午前7時12分
助産師さん達の『赤ちゃんの方を見て』という声のもと、おなかの方を見ながら、いきんだ瞬間、『出るよ、出るよ!!』という院長の声の後、にゅるっと何かが出る。それと同時に今までの痛みがウソのように消え、『おぎゃー』という声が聞こえた。
わが子の誕生。

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痛いばっかりで、あまり役に立たない出産ストーリーかもしれませんが、私の出産は、こんな感じでした。鼻からスイカどころか、惑星が出てくる痛さや強烈な便秘が通る感じ、と聞いていたけど、私の場合は、吸引だったせいか、そういう感じは無かったです。ホントにゅるっとしたものが出た感じで、まさか赤ちゃんのような大きなものが出ているとは、思えない感じでした。

痛さは、激痛。痛さはもちろんのこと、一定の間隔で、待ったなしで、しかも痛くても痛みを止めてくれるわけでもないので、拷問としかいいようのない痛さ。痛みがずっと続くと、次の痛みがくるまでの間、恐怖を覚えました。陣痛は、拷問です。

対策とかは、分かりません。もう覚悟を決めて、挑むしかないと思います。強いてアドバイスをするとしたら、無痛分娩の病院を選びましょう!くらい?そんなお産でした☆

☆赤飯がついてた