動悸、息切れ、眩暈

昨日から、どーも調子が悪い。具合が悪いなんていうと、過剰に反応されて、家で安静にしてろ!と言われそうなので、黙ってたのですが、動悸、息切れ、眩暈というまさに養命酒の宣伝に出てくるかのような症状が起きています。
この2日ほど、夕方になると、どうにもこうにもしんどくて、晩御飯を食べた後は、もはや座っているのさえも耐えられないくらい気分が悪くなるのです。最初は、産休に入って、気の緩みか!?と思ってたのですが、気の緩みにしては、激しすぎます。しかも昨夜は、初『こむら返り』にあいました!!

調べてみると・・・
妊娠中には、胎児に鉄分を取られやすいので、妊娠の3〜4割は鉄欠乏性の貧血になります。この状態を妊娠貧血と呼んでいます。妊娠5ヵ月ころになると、胎児の発育が盛んになるので、それに伴い母体の血液の量も増え始めます。ところが、この時にヘモグロビン(血色素)の材料である鉄分が不足しがちになります。これにより鉄欠乏性貧血になるわけです。

 貧血が強くなると、妊婦には、めまい・動悸・息切れ・頭痛などの症状が現れます。それに、胎児にも影響が出ます。胎児への影響としては、発育が悪くなって、生後に未熟児・虚弱児・心身障害児となってしまう場合もあります。分娩時に影響が出る場合もあります。微弱陣痛、弛緩出血などを起こしやすくなり、母体の抵抗力が落ちるために、分娩後に産褥熱にかかりやすくなるのです。
 微弱陣痛は次のような状態のことです。出産の時に胎児を外に押し出すために筋肉が強く収縮し、このことを陣痛といいますが、陣痛により子宮口が広げられ、そこから胎児や胎盤が押し出されます。この陣痛の力が弱ってしまうことを微弱陣痛といいます。微弱陣痛になると、出産の時間が長くかかってしまうこともあり、そのために生まれた子供への影響が出ることもあります。
 また、弛緩出血というのは、分娩の後期に子宮の収縮が悪いために、胎盤が剥離した部分からの出血が止まらない状態をいいます。

 このように、妊婦貧血は様々な影響を胎児や妊婦に与えますので、妊婦貧血だとわかったら、適正な治療を受けなければなりません。主な治療は鉄剤の投与です。この他には、タンパク質や鉄分、ビタミン類など造血に必要な栄養素を食事で十分に取る必要もあります。

 また、妊婦貧血になるのは、妊娠以前に鉄欠乏性貧血、あるいはそれに近い状態にあった人が多いということがわかっています。ですから、結婚してこれから子供を産むことを考えている女性は、鉄分・ビタミン類・タンパク質などを十分にとるように、日頃の食生活をただしておくことが大事です。そして、妊娠をしてからは、妊娠前半期と妊娠後半期には、必ず血液検査を受けて、妊婦貧血になっていないか、などの状態を確認しておくことが大事です。

こむら返りとは、妊娠中は筋肉がつることが多くなります。特に「ふくらはぎ」がつることが多く「こむら返り」といいます。原因ははっきりしませんが、カルシウム不足、過労、運動不足などが上げられています。カルシウムを積極的にとる、軽い運動を続ける、過労はさけるなど、注意しましょう。

私もここまで超順調に過ごしてきましたが、やはり妊婦だったようです。ちょっと体をいたわりながら過ごさなくてはなりません。