東野圭吾「容疑者Xの献身」

容疑者Xの献身

容疑者Xの献身

本日読んだ本のご紹介です。


東野圭吾さんの「容疑者Xの献身」。
イムリーにもこの作品を読んだ日が、第134回直木賞作品と発表された日でした。


東野圭吾さんは、○○園を書いたある大物小説家に睨まれて、直木賞は取れない
と言われていただけに(真実はわかりませんが・・・)、今回の受賞は本当に
良かったな、と1ファンの私として強く思いました!


私が彼の作品の好きな点は、
・ミステリーだけに結末をきちんと用意してくれている。読者の想像に任せるといった逃げ口を使用しない。
・全ての描写に無駄がなく、何気ないフレーズが重要な鍵になっている。
・稚拙なくだりが全く無い。
・どの小説にもその小説のテーマにあった名言が登場する。
・話の展開がワンパターンにならない。
・突飛な小説の題名がストーリーと絶妙にマッチしている。
・必ず意表をつかれるトリックが用意されている。


などなどです。


「容疑者Xの献身」読み終えた後に全てがつながり、本当に衝撃的なクライマックスが
待っています。分かり易い心理描写も描かれているので夢中で読めること間違いなしです。


『百夜行』は、ドラマ化されるし、直木賞は受賞するし、今年、ますます東野圭吾さんはメジャーになりますねぇ。