SAYURI評価 ★★★★☆

かわいかぁ〜



SAYURI」早速見て参りました!
どこに観点を置くかが難しいのですが、純粋に映画=エンターテイメントと捉えて評価するならば、星4つでいいのではないかと・・・。


何せ、やはりハリウッド映画。豪華な出演陣。見せる映画を得意とする監督。
冒頭から最後まで飽きることなく楽しめました。


ただ厳しい目でチェックするなら、色々おかしいんですよ、この映画。
私が日本人だからかせいか、


”いやいや、これは日本じゃないよ!”
”いやいや、着物をこんな着方はしないよ!”
”いやいや、芸者さんはこんな髪型しないよ!こんな姿でお座敷行かないよ!”


”てか、日本人こんなことしないよ・・・”


的なことが多く。
かなり日本のことを調べて、製作したとは言え、外人から見る日本とは、やはりどこかズレてしまうものなのかもしれませぬ。苦笑する場面に遭遇する機会は多いです(^^;)


ただ私は、映画=エンターテイメント派なんで、かなり満足でした。
映像も綺麗だし、この冬の映画としては、かなりお薦めです。


それに日本人の出演者達がかなりいい味を出していました。


渡辺謙は、もうすっかりハリウッドスターといった感じで、どっしりとした風格のある演技でした。


ラスト・サムライ」で役を断って、ハリウッドでスターになり損ねた役所さんも、今回は、全力で演じてるといった感じでした。でもやはり目は、渡辺謙の方に引き付けられちゃいますねぇ。


意外に良かったのが、「桃井かおり」。
セリフが英語の為、彼女が邦画等でアドリブで言ってるかと思われる独特のセリフ回しはなく、英語の発音もあまり上手くは無いのですが、強烈に印象に残ってます。これが女優の持つ華というものなんでしょうか。


最後に「大後 寿々花」ちゃん。熱演です!
映画って、最初の45分て、必ず退屈する時間があるものですが、彼女の名演技のおかげも手伝って、全然退屈しませんでした。とても可愛らしい感じだし、今後が楽しみです。


ストーリーはこちらから・・・
貧しい漁村に生まれ、9歳で花街の置屋に売られた少女・千代。そこには、千代と同じ境遇のおカボという少女と、花街一の売れっ子芸者、初桃がいた。下働きの辛さと、初桃の執拗ないじめに希望を見失いかけていた千代に、ある時、“会長”と呼ばれる立派な紳士が優しく声を掛ける。この一瞬の出会いが千代に確かな希望をもたらした。以来、芸者になって会長さんにもう一度逢いたいと夢見る千代。15歳の時、そんな千代に転機が訪れる。一流の芸者、豆葉が千代を芸者として育てたいと申し出たのだった。そして、豆葉の厳しい指導の末に千代は芸者“さゆり”となり、やがて花街一の芸者へと花開いていくのだった…。