人のセックスを笑うな

歳近かったらこの二人やばいな


過激なタイトルですが、山崎ナオコーラ さんの小説です。このたび映画化され、松山ケンイチ君が主演なんで、いそいそと見てきました。
単館上映の作品なので、そんなに人気ないだろうな、と思いきや、立ち見がでる始末。最近は、立ち見の人用座布団を映画館側が貸してくれるんですね。みんな座布団を床に敷いて、座って見てました。

さて作品を見ての感想ですが、意外に面白かったです。
20歳年上の女性に恋をした、純情な青年の喜怒哀楽を優しく映し出すストーリーなんですが、永作博美松山ケンイチ蒼井優忍成修吾らの俳優陣がとてもいい演技をしています。

こういう恋愛の過程、心理描写に焦点をあてた作品て、往々にして、間延びすることが多いんですが、演技があまりにもリアルで、人の恋愛を覗いているかのようで、にやにやしながら楽しめました。そう、正に人の恋愛をこっそり見てるかのようなので、それは、自分の経験にも当てはまるところがあって、直視できず、自然とにやにやしてしまいます。だから共感が持てるのかもしれません。

舞台挨拶で、松山君が、『監督が台詞を言った後もしばらくカットをしなかったせいで、アドリブで演技せざるをえなく、そのせいで必然的に素の自分が結構出てしまいました』というだけだって、訛ってる松山君の姿やこれは、どう考えても素の言動だな、、、と思うカットが幾つかあって、ファンには、見たいけど、見たくない、、、見たくないけど、見てしまう、、、みたいな他の映画では味わえないような体験ができます(笑)。

私は、松山ケンイチのいちファンから観ましたが、それを抜きにしても楽しめると思いました。ただし、気心の知れた女友達か一人で見ることをお勧めします。過激なシーンがあるというわけではないけど、気づくとニタニタしてしまうと思うので、彼とは見ないほうがいいと思います。

『好き』ってどんな感情だったっけーとか言ってる人には、お勧めデース。

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