2007年初滑り ルスツ3日目


本日、ルスツ最終日だったので、朝からIzora.Mtのゲレンデまで滑りに行きました。このゲレンデは、ホテルから一番離れているゲレンデで、遠いのですが、標高が高い山で、コースが長く、滑っていて楽しいコースです。
朝から頂上付近は、いい天気ではなかったのですが、そろそろホテルに戻らなくてはいけなくなった頃には、辺り一面ガスが・・・。ホテルに戻る為には、コースを滑り降りて、降りた地点でリフトに乗り、また滑って、コンドラに乗らないといけません。、2m先は、もうガスで何も見えない!!といった感じ。
絶対無理!!
遭難する!!

しかもまだオフシーズンらしく、ゲレンデに人の姿が見えない。私達2人が遭難しても誰にも気づいてもらえない。天気が回復するまでリフト乗り場で待とうよ、という私に対し、札幌行きのバスに乗り遅れない為に何としてでも帰ろうとする夫。「コース覚えてるから大丈夫だよ。木の葉で滑ってこ。」と根拠の無い自信で説得して、滑り始める。
『ひーーーん。置いてかないでー!!』と全く不本意ながら、夫の後をついて必死に滑っていきました。でもガスは深く、何も見えない。。。色んなコースに分岐する上にホテルに帰るコースは、昨日1回通ったきり。『大変なことになるかもしれない・・・』と最悪の事態が脳裏をグルグル駆け巡ります。
!!!
『このバカタレが。山は、怖いんだよ。山に登る時は、身を清めて、山の神様、どうぞ山を通らせてくださいという感謝の気持ちで登らないといけないんだよ!特に女は、神様の気に触れやすいんだよ!』という細木数子様のお言葉が突然思い出される。
『山の神様、どうぞどうぞお許し下さい。無事に下山させて下さい。お気に触れないで下さい。目をつぶって下さい。』と一心不乱に唱えながら滑った私。その甲斐あって、無事、下山できました。
夫に「あの時何を考えながら滑ってた?」と聞いたところ、「バスに乗る前に一風呂浴びて、どうしてもビールが飲みたかったから時間が気になってた」と全く暢気に滑ってたよう。無事に下山できたのは、あの時、数子の言葉を思い出したワタシのおかげだと思う。