2〜3月のDVD&読書

2〜3月に観たDVD&読んだ本のご紹介。海外ドラマと漫画は、省略です。
◆死の精度

死神の精度 (文春文庫)

死神の精度 (文春文庫)

友達が産休中の時間つぶしにと言って貸してくれた本。伊坂幸太郎は、私も大好きな作家の一人。今、映画も封切されてますよね。

短編がまとまってひとつづりの物語になってます。読みやすいですが、重く読み応えがある伊坂節を期待して読むと、期待外れ感あり。

『死』という重いテーマを扱っているものの、主人公は死神とファンタジーが入ってるので、軽く読め、後には、清々しさ(?)さえも残ってます。

全部読み終えた後には、ちゃんと分かりやすいオチがあって、消化不良にはならないです。映画の主演が金城武っていうのは、すごくいいキャストだと思います。CMだと面白そうに見えるけど、この小説を映画にして、観客は満足して帰るのか!?と思った作品。


◆約束

約束 (角川文庫)

約束 (角川文庫)

こちらも友達お勧めの一冊。
石田衣良は、初めて読みましたが、イメージが変わりました。何となくナルシストっぽいキザな文体かと思ってたのが一新された。

テーマは、現実によく起こる不幸。例えば、通り魔事件、ニートで障害を負った子供を持った親。鬱病とか、障害者の福祉とか、シングルマザーの問題など。テーマ自体は、重く暗く、自分の身に起こったら、乗り越えられるんだろうか!?と思うものばかりを扱った短編集から構成されてます。

一編が短いので、読んでいて暗い気持ちになる前に次の展開に移り、落ち込まずに読めました。大きな壁に立ち向かっていく本人や周囲の人の心理描写が丁寧に描かれており、読み終えた後は、満足感がある。またテーマは暗いですが、救いようのない終わりではなく、前向きな気持ちにさせてくれ、自分が落ち込んでいる時に読んだら、元気をもらえそうな一冊だと思った。



◆ブラッドダイヤモンド

ブラッド・ダイヤモンド 特別版(2枚組) [DVD]

ブラッド・ダイヤモンド 特別版(2枚組) [DVD]

最近、『ビーチ』以来、レオ様の作品が観れなくなっていた私。ビーチがひどすぎた。。。
主演男優賞にノミネートされた作品とは、知っていたけれども、期待せず取敢えず観てみた。レオ様、復活ですよ!超面白かった。
舞台はアフリカ。不法に採掘され、武器輸入などの資金源となるダイヤモンドを巡り、アフリカの反政府軍の横行、現地の人々の悲しい運命、先進国のエゴが見事に描かれているストーリーで見ごたえがあった。社会派の重いストーリーだが、それだけでは終わらず、劣悪な環境の中にいる人間にもやはり『善』の心は残っているんだと救われる映画だった。エンターテイメントというより、感動の一作だと思った。<ストーリー>
1999年、内戦に揺れるアフリカのシエラレオネ共和国。ダイヤの密輸に手を染める元傭兵(レオナルド・ディカプリオ)と貧しいながら幸せな生活を送る純朴な漁師(ジャイモン・フンスー)。交わるはずのなかった二人の人生が、運命に翻弄され動き始める。一人は隠された巨大なピンク・ダイヤを見つけ自由を手にするため、一人は愛する家族を救うため。それぞれの思惑を胸に抱いた男たちによって、アフリカの大地が震え始める。
エドワード・ズウィック監督(『グローリー』『ラスト サムライ』)が紛争地域におけるダイヤモンド密輸の実態を鋭く描き出した、衝撃のアクション超大作!


プラダを着た悪魔
[rakuten:book:12189011:detail]
ストーリー、キャスト、粋度、全てが揃っていて、すごく楽しめた作品だった。最高のエンターテイメント作品。メリル・ストリープは、やっぱり演技派と納得しましたです。<ストーリー>
大学を卒業し、ジャーナリストをめざしてNYにやってきたアンディ。オシャレに興味のない彼女が、世界中の女性たちが死ぬほど憧れる仕事を手にしてしまった!それは一流ファッション誌RUNWAYのカリスマ編集長ミランダ・プリーストリーのアシスタント。しかし、それは今まで何人もの犠牲者を出してきた恐怖のポストだった!ミランダの要求は、悪魔的にハイレベル。朝から晩まで鳴り続けるケイタイと横暴な命令の数々、その上センス、ゼロ!!と酷評され、アンディはこの業界が努力とやる気だけでは闘えないことを思い知らされる。キャリアのためとはいえ、私生活はめちゃめちゃ。カレの誕生日は祝えないし、友達にも愛想をつかされる。この会社で、このままでいいの?私って、本当は何をしたいんだっけ?

幸せのレシピ
[rakuten:book:12609671:detail]
リメイク版らしいが、リメイクされるストーリーだな、と思った。見終わった後に、幸せな気分になれる作品。完璧な仕事をする為に努力を惜しまない主人公のケイト。仕事は、完璧だけれども、周囲の人は、疲れる存在の彼女が、急遽世話をすることになった姪と新しい副料理長の存在に翻弄されながら、結果的に感情を取り戻していく作品。
作品中に登場する料理の数々がおいしそうで、それを観てるだけで楽しかった。頑張りすぎてるワーキングウーマンにお勧めの一作。<ストーリー>
マンハッタンの高級レストランで料理長を務めるケイト(キャサリン・ゼタ・ジョーンズ)は、ある日、姉を交通事故で失い、残されためいのゾーイ(アビゲイル・ブレスリン)を引き取ることに。一方、仕事場には、ケイトとは正反対の性格の陽気な副料理長ニック(アーロン・エッカート)が新たに雇われる

◆インハーシューズ

イン・ハー・シューズ [DVD]

イン・ハー・シューズ [DVD]

共感はできないけど、ハッピーエンドなので、ほのぼのした気分で見られた。キャメロン・ディアスを全面に押し出した作品かと思いきや、ストーリーもしっかりしていて、思ったより見ごたえがあった。でもやっぱキャメロン・ディアスは、イカスわーと思った。これも結構お勧めの作品。<ストーリー>
30歳目前にして自分にぴったり合う靴が見つけられず、裸足でさまよい続けている……この映画のヒロイン、マギーはそんな女性だ。弁護士として活躍する姉のローズとは反対に、キャリアも資格も学歴もないマギーが、たったひとつ人に誇れるのは、グラマラスなルックスだけ。だが、若さの賞味期限はそれほど長くない。そのことに気づいたマギーは、遅まきながら自立の坂道を登り始める。よろめき、つまずき、傷ついて、自分のみじめさを噛みしめる日々。その間、唯一の理解者だったローズと対立し、完全に居場所をなくしてしまうマギー。そんな彼女が向かったのは、最近まで存在さえ知らなかった祖母の住むフロリダ。
洗いざらしのスニーカーが似合うこの土地で、マギーは今まで知らなかった本当の自分と出会うことになる――。

◆碧き狼



松山君を見たくて、借りた作品。
なんで、まーーーーったく期待してなかったけど、結構面白かった。
反町頑張ってるばい。演技上手になったと思ったです。